Pannotia

　ガリ男で書くなら絶対このネタと思っていました。ピクニック！
　タイトルは村上春樹から。あの文体、使いこなせたらいいなぁ。

　なお、全然関係ないですが、岩井俊二の「PiCNiC」の病みっぷりは半端なくて、痺れます。映像神だし。

　Charaのカラス服みたいな感じで、羽とかをたくさん付けた服着ていて、「俺様が死んだら、世界も滅ぶんだぜー！」とケセケセ笑っているプロイセンと、地球の滅亡を願って太陽をぶっ壊そうとするスペイン親分と、ぷーちゃんのことが大好きでヘタレなフランス兄ちゃんとで、塀の上を楽しそうに歩いていく、

　という、組み合わせで妄想すると、中盤以降、絶望します。

　そんなわけで、岩井俊二作品でパロってみた。
　いや、当初「ノルウェイの森」、岩井さんがいいな、と妄想していたので。決まった監督も好きなので楽しみではありますが。

　当然、パラレル注意。


 

・love letter　（ヨンスも泣いた！）
　いなくなってしまった恋人、神聖ローマへイタリアが手紙を送る。
『拝啓、神聖ローマ様。お元気ですか。俺は元気です』
　その名を引き継いだドイツが手紙を受け取る。かすかによみがえる、神聖ローマとの思い出。雪国の空。

・Undo　（上とのギャップに爆笑）
　強迫性緊縛症候群に侵されたドイツは、まわりのものをどんどん紐やロープで縛っていく。次第に症状は悪化し、ある日、共に暮らすイタリアに告げる。
「俺を縛ってくれ」

・スワロウテイル　（どうでもいいが、ピアノの下のキスシーンは萌えた）
　『ドル』が一番強かった時代、揚羽蝶のタトゥーを付けた男娼のアーサーは、捨て子のピーターを拾う。ピーターを襲った男を返り討ちにしたアーサーは、偽札データを偶然手に入れて……。

・四月物語　（生きていた信長、ガチで見たい）
　北国から都にやってきた大人しいマシュー。大学の志望動機を聞かれると、答えられなくなってしまう。だけど、彼が通う本屋のレジには、先輩だったフランシスが働いていて……。

・リリィ・シュシュのすべて
　色々な意味で、無理だった。
　無理すれば、蓮見（ひきこもり的に）祖国、星野（笑顔で怖い）メリカ。津田（不憫だから）プロイセン。久野（ピアノ的に）貴族。

・花とアリス　（バレエのシーンが楽園みたいやんなぁ！）
　アリス→イタちゃん。花→ロマーノ。先輩→スペイン。
　ロマはスペインに一目ぼれ。スペインはイタリアに一目ぼれ。空気を読まないイタリアは、ロマーノが大好き。
　大体そういう話。