週末は予定が天候のためキャンセルになり、実家に帰って遊び&用事をこなすことにしました。
東京に戻るたびに、普段食べられないものを反動で食べたくなります。大抵、魚か各国料理です。魚→栃木在住で海がないため。エスニック→店が少ないため。
都合がいいことに、実家に帰る途中の駅は、東京一のエスニック激戦区。ネットでよさそうなタイ料理店を見つけて満喫して来ました。香り米ウマ―。
インドカレーは大学時代住んでた町で行きつけがあるんですが、タイ料理は特に決めてなかったのですが(学校の近くに有名店は何軒かあって一通りまわってみましたがティンとこなかった)行きつけにしたいっす。
タイスキが美味しそうでしたが、誰か一緒に食べる人がいないものか……。
実家でだらだらした後は、家族と映画見てきましたー。
イーストウッド好きなので、「インビクタス」を。
ぶっちゃけ泣きました。鼻水出ないで涙だけ流せる映画でした。
いや、ストーリーは単純なんですよ。すんごい事件もないんですよ。こんなんで勝てたら苦労しないわ!という突っ込みも入れられなくもないんですよ。イーストウッド映画なのに全然悪い人出てこないし、ぶっちゃけ物足りないと感じる人も多いと思います。
実質的にマンデラの前の大統領であるデクラークがアパルトヘイトを撤廃しているのに、給料が高い旧政権トップという扱いになっていたりするのは、ちょっと可哀想だなーと思ったり。(実際は、マンデラ政権後副大統領になっていたり、二人でノーベル平和賞受けていたりします)
でも、プロジェクトX的展開が好きな人間には堪りません。
セーちゃんが、自分の国旗が世界一~と言っていましたが、私は個人的に世界で一番ダサッ!って思っていたのは、南アフリカのアパルトヘイト時代の国旗だったりします。
昔のオランダ国旗をベースに、ユニオンジャックとか昔あったボーア人国旗とかを中に押し込めたデザインが、こう何というか、植民地時代を引きずった寄せ集め感が出ていて、パクリを入れまくっちゃった絵みたいな印象を受けたんですよ。
今の国旗は6色も使っているけど調和がとれていて好きですね。横と斜めの線カッコイイ。
んな国旗話ですが、この映画のクライマックスとなるシーンでも、まだこの国旗は踊っているし、国歌だって皆が歌えるわけじゃない。それでも、この時、皆が一つになった。
って言うのが良いんです。最高にいいんです。
経済問題、治安の悪化など南アフリカは現在も多くの問題を抱えていますが、そういうものへのエールに感じました。
イーストウッド映画は突き落とされて、涙も出ない映画がほとんどなので、そういう意味でも、イーストウッド初心者にオススメしたいですね。間違ってもいきなり、ミリオンダラーベイビーとかミスティックリバーとか見ちゃいけません。
あと、ゲルマン好きにとっては、2006年のドイツワールドカップも、東西ドイツ人たちにとってこんな感じだったのかなぁ、と思うと二重に、こみ上げました。
肌の色と政治体制という違いはありますが、本来同じ国で力を合わせるべき人たちが憎み合ってしまってそれを変えていかなくちゃいけない、という流れは同じだったと思うんですよね。
そんなわけで、良い涙を流させていただきました。
ああ、独普でスタジアムで事件が起こる話が見たい超見たい。(韓国映画のシュリみたいな)
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